過去記事に引き続き、公立小学校三・四年生の「算数年間学習スケジュール」について、みていきたいと思います。
公立小学三年生(算数)年間スケジュール
一学期
- 掛け算:10以上の数の掛け算
- 時刻と時間の求め方:「秒」「1分=60秒」など
- 割り算:1桁の割り算
- 足し算と引き算のひっ算:3-4桁のひっ算
- 長さのはかり方と表し方:「キロメートル」距離・道のりの求め方
- 暗算:2桁同士の足し算引き算の暗算
- あまりのある割り算:1桁のあまりのある割り算
二学期
- 掛け算のひっ算part1:2-3桁x1桁
- 大きい数の割り算:2桁÷1桁
- 分数と割り算:分数の意味
- 円と球:円と球の概念
- 小数:小数の概念
- 重さの単位とはかり方:重さの概念「グラム」「キログラム」
- 分数:同分母数の足し算引き算
三学期
- □を使った式:未知数を□とし、式で表す
- 掛け算のひっ算part2:2-3桁x2桁
- 三角形と角:「二等辺三角形」「正三角形」の概念
- 棒グラフと表:棒グラフの読み方、書き方など
はは
三年生のメインは掛け算・割り算
計算分野では一学期に割り算が初めて登場し、二学期以降は2桁以上の割り算も扱い、分数も登場します。
通年とおして、足し算、割り算、掛け算のひっ算や暗算にも取り組んでいきます。
計算以外の部分では、長さや距離、図形(円・三角形・角)の分野が多く、
四年生以降に待ち受ける、面積や距離を求める問題の基礎となっていると感じます。
公立小学四年生(算数)年間スケジュール
一学期
- 大きい数のしくみ:3桁同士の掛け算
- 折れ線グラフと表:グラフの読み方、書き方
- 割り算のひっ算part1:2-3桁÷1桁
- 角の大きさ:角度の単位「度」「直角=90°」分度器の使用
- 小数のしくみ:小数を用いた足し算引き算
二学期
- 割り算のひっ算part2:2-3桁÷2桁、3桁÷3桁
- 概数の使い方と表し方:四捨五入の意味と方法
- 計算のきまり:加減乗除混合の計算順序
- 垂直、平行と四角形:「台形」「平行四辺形」「ひし形」の概念と性質
- 分数:「真分数」「仮分数」「帯分数」の概念
三学期
- 面積のはかり方と表し方:「㎠」「㎡」「㎢」など、長方形・正方形の面積公式
- 小数の掛け算と割り算
- 直方体と立方体:直方体・立方体の概念、展開図・見取図の意味と書き方
はは
三年生で加減乗除を学習し、四年生では活用する段階へ
計算分野では、四年生では割り算、分数、小数をメインに扱っていきます。
割り算に関しては、それまでの足し算・引き算・掛け算が全てしっかり身についていないと、解くことができません。
その上で、分数やら小数の分野にも突入していきますので、つまずきやすいポイントが多いと感じました。
四年生になって算数がぐんと難しくなると言われるのも頷けます。
また、計算以外の分野では、グラフやデータを読み取った上で判断させるような演習も増えてきていて、それまで培った計算力を、「活用する段階」に入ってきていると感じました。
全てにおいて、三年生までに学習する基礎分野をしっかり定着させることが、四年生以降にいかに大切になるかということを痛感しました。