過去記事に引き続き、公立小学校六年生の「算数年間学習スケジュール」について、みていきたいと思います。
※東京書籍さん(都内の「算数教科書採用数」の多い教科書)の年間指導計画を参考に、
大まかな学習スケジュールを書いています。
公立小学六年生(算数)年間スケジュール
一学期
・対称な図形:線対称、点対称図形の概念と書き方
・文字と式:文字x・yを用いた式で表す
・分数のかけ算
・分数のわり算
・比:比の意味と比例配分
二学期
・拡大図と縮図:拡大図、縮図の意味と書き方
・円の面積:円の面積公式
・角柱と円柱の体積:角柱、円柱の体積公式
・およその面積と体積:概形を基本図形でとらえた面積と体積の概測
・比例と反比例:x,yを使用し、比例関係を式にする。比例・反比例の意味、式、表、グラフ
・並べ方と組み合わせ方:順列、組み合わせの考え方の初歩
・データの調べ方:代表値としての平均、資料を度数分布表に整理する、最頻値、柱状グラフ、中央値、統計的問題解決方法など
三学期
・算数のしあげ:小学校の学習内容の総復習
六年間の集大成!そして数学へ…
六年生は、小学校算数の集大成☆
六年生の算数のメインは分数のかけ算・わり算、円の面積、比例あたりでしょうか。
新たに学ぶものというよりは、これまで学んだ知識を発展させ、グラフや表を読み取るものが多いと感じました。
また、x,yを使った式や、比例、順列・組み合わせの初歩など、数学の導入部にもなってるなと思いました。
小学校算数 個人的な感想
小学校算数の全体的イメージ
1-3年生で計算の基礎固め
4年生で計算知識を使用した発展的内容になっていき
5年生では社会的に必要な抽象的概念も学び
6年生で数学の基礎になる部分にも発展して、完結する
こんなイメージになりました。(個人的な感想です)
小学校算数において、まず計算問題が理解できていないと、その先の発展的内容が待っているので、どんどんついていかれなくなる可能性が高いです。
逆にいえば、4年生までの内容がしっかり理解できていれば、5.6年生でわからない部分があっても、少し復習すればすぐ取り戻せるのかなと思います。
2020年度以降、コロナの影響もあり、教育現場がどのように変化していくのか不安なところですが、冷静に今できることに対応していければと思います。