公文算数を休会し、無料プリント学習をしつつ、一年後に控えた小学校入学を考えたとき、
公立小学校の学習カリキュラムが気になってきました。
子供に先取り教育をしたいという意味ではなく、
親(私)が教えて行く上で、今後学校での教わり方や学習計画を知っていれば、
よりスムーズに学習できると思ったからです。
学校の教え方を知らないと、親の教え方との相違が生じ、今後子供の混乱にもつながるのではないかな?と思い、調べてみました。
公立小学校の算数教科書
地区別教科書採択がある。
東京都公立小学校の場合、教育委員会により、都内の「地区別教科書採択結果」が公表されていました。
そもそも、”地区ごとで教科書が違う”という事実を、私は初めて知りました。。
算数に関しては、「東京書籍」を採択されている地区が多い印象です。
東京書籍さんでは、「年間指導計画作成資料」というものが公開されています。
こちらの「略案」を見てみるだけでも、年間を通して、どのような学習が予定されているのかが分かります。
公立小学一年生(算数)年間スケジュール
コロナのない一年だったの場合
東京書籍さんの資料をみてみると、大まかに下記の様な学習スケジュールです。
一学期
- 10までの数の概念、順序、位置の理解
- 10までの数の合成、分解
- 10までの足し算
- 10までの引き算
- 長さの概念
二学期
- 10より大きい数
- 時計(何時&何時半)
- 3つの数の足し算、引き算
- 体積の概念
- 繰り上がりのある足し算
- 繰り下がりのある引き算
- 立体図形の基礎概念
三学期
- 120までの数
- 面積の概念
- 時計(何時何分)
- 簡単な二けたの足し算引き算
年間通して数や時計、長さなどの基礎概念を学習することと、
計算に関しては、
一学期~夏休みまでに、10までの加算減算の基礎固めをし、
二学期に繰り上がり・繰り下がりを学習して、
三学期は定着を図るといった感じでしょうか。
ぷりんときっずさんのこちらの表も、参考になります。
https://print-kids.net/print/1nensei.html
東京書籍さんと見比べてみても、数や計算の学習時期はほぼ同じです。
コロナ終息後、どうなるのか
さすが小学校の勉強は進度が早いなぁと思ってしまいますが、
今の新一年生はコロナの影響で一学期がほぼ削られていると考えると、
教育現場ではどのように対策していくのか、心配になってしまいます。
算数の様に積み上げ式の学習の場合、
基礎固めに時間が取れないと、
その後の学習にも、少なからず影響が出てきてしまうのではないか?と思うので。
自分の子供のことはさておき、日本中の新一年生を勝手に心配する結果となりました^^;
早めに終息し、子供たちにも負担のない学習計画が示されることを祈ります。。