曾祖母のお葬式
ひいおばあちゃんが亡くなりました。
先日、子供たちの曾祖母(私の祖母)が亡くなりました。93歳でした。
老衰で亡くなるまで、頭も体も本当に元気なおばあちゃんでした。
長女が生まれてから2歳頃までの間は、祖母も近くで生活していたため、”遊びに行くと遊んでくれるひいおばあちゃん”として、長女もなついていました。
祖母も、90近く歳の離れた初ひ孫を、それはそれはかわいがってくれていました。
祖母の死に接し、子供に対しての死の伝え方について、少し調べてみました。
発達段階による死の捉えかた
年齢による変化
がん情報サイトの研究結果によると、発達段階による死の理解は下記です。
※がん情報サイトから引用させて頂きました。
年齢 | 死の理解 | 悲嘆の表現 |
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乳児期~2歳児 | まだ死を理解できない。 母親との分離により変化が生じる。 |
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2~6歳 | 死は眠りのようなもの。 |
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死者は何らかの方法で生きて活動し続けている。 死は終わりではない。 死者は生き返ることができる。 |
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6~9歳 | 死を人格または魂の離脱と考える(がいこつ、お化け、子取り鬼)。 |
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死は終わりであり、怖いもの。 |
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死は他人には訪れるが、自分には訪れない。 |
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9歳以上 | 人は皆いつか死ぬ。 |
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死は終わりである。 |
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自分もいつか死ぬ。 |
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発達段階によって言葉を選ぶ必要はあるものの、
「お星さまになった」「眠っている」「いつかまた会える」などの言葉でごまかさず、正確な言葉で誠実に話した上で、
お葬式やお通夜などにも参加させることで、死をタブー視しないことが大切といったことも書かれていました。
ママが死ぬのが怖い
長女は5歳前後から、寝る前などに「ママは死なないよね?」など、死を意識した質問をしばしばすることがあります。
親が死ぬことや年寄りになることに、とても恐怖心があるので、心配もしていましたが、6-9歳の子供の特徴のようです。
長女の心境の変化
今回の”ひいおばあちゃんの死”に関する長女の発言からも、心境の変化が見られました。
・亡くなる数時間前に、面会する直前
(死んじゃいそうな)ひいおばあちゃんに会うの怖い…
・苦しそうに寝ている祖母との面会中
(ジッと様子を見ながら)しんどそうだから、そっとしてあげよう…まだ生きてるんだよね。すごいよね。
・面会後
怖かったけど、大丈夫だった
・その数時間後、亡くなったという電話を受けた時
え…!?天国いったの…?!
・通夜で亡くなった姿を初めて見る時
見るの怖かったけど、眠ってるみたいで全然怖くなかったよ
・火葬場の説明をしていて、私が遺体を”焼く”と言っていいのか迷って言いよどんでいた時
ひいおばあちゃん…焼くんだよね…?どうやって?
骨になるのは怖い…見たくない…
・火葬場で実際に収骨した時
…
・お葬式翌日の夜に話していた時
ひいおばあちゃん、今も上から見ててくれているかもね…そうだとうれしいよね
最期の生きている姿、通夜、葬式、火葬、収骨などを経験したことで、6歳なりにひいおばあちゃんの死を受け止めているようでした。
身をもって、大切なひ孫に死を教えてくれた祖母。感謝の気持ちしかありません。
死にまつわる絵本も、これから読んでいけたらと思っています。