3歳児検診の聴力検査
今年3月に受診した、次女の3歳児検診。
聴力が再検査になっていたので、紹介状を持参し、先日近所の大学病院を受診しました。
予約を取らずに大学病院へ
コロナの影響もありかなり混雑!
大学病院は現在かなり混みあっているため、予約は1か月先になるとのこと。
私としては、できるだけ早めに検査して、必要であればすぐ処置・治療を開始したく、
「予約なし」でも受診は可能とのことだったので、
長女が小学校に出かけたタイミングで、次女と共に大学病院へ突撃してみることにしました。
まちくたびれた…
事前に待ち時間が長くなるとは言われていましたが、
朝の8時半から待ち続け、受診できたのがお昼11時すぎ。
3時間近く待ったことになった次女は、飽き飽きしてはいましたが、
こどもちゃれんじのしまじろうアプリなどでお茶を濁し、グズらずにがんばりました☆
まずは、再検査!
医師に現在の発達状況などを話し、早速再検査をすることになりました。
膝上で検査可能でした
検査は電話ボックスより少し大きめな防音室で行います。
一人で落ち着いて座っての検査は難しそうだったので、私の膝の上に次女を座らせての検査となりました。
1.一般的な聴力検査
ヘッドフォンで検査☆
まず、「ヘッドフォンを装着して、音を流し、聞こえるかどうかのリアクションをみる」という一般的な聴力検査を行いました。
これに関しては、次女は「聞こえたら、○○してね~」ということ自体が、まだよく理解できず、判定不可能、と判断されました。
ただ、私の膝に乗っている次女を見る限りでは、
音が流れている(と思われる)時間、動きが止まり、じーっとして聞き入っている様子だったので、聞こえてはいそうだな、という感覚でした。
2.耳音響放射検査(OAE)
イヤフォンで検査☆
次に行ったのは、イヤフォンを使った聴力検査。
耳音響放射検査(OAE)とは、
正常の内耳からは絶えず小さな音が放射されており、これは耳音響放射(OAE: Oto Acoustic Emissions)と呼ばれています。聴覚に何らかの異常があるとOAEの出力レベルは減少、または検出されなくなります。
歪成分耳音響放射検査(DPOAE: Distortion Product Oto Acoustic Emissions)は内耳から発生する音響放射(OAE)を測定するための装置で、客観的に内耳機能を評価することができます。そのため歪成分耳音響放射検査は他の聴力検査(自覚的検査)が困難な新生児や幼児の聴力検査、突発性難聴など内耳性難聴の早期発見に有効です。
※下記サイトから抜粋しました。
耳音響放射検査 | もりざね耳鼻咽喉科dpoae
簡単にいうと、子供自身がリアクションをせずとも、
内耳から常に発生されている”音響放射”を測定することで難聴の発見が可能な検査のようです。
動こうとする次女にイヤフォンを装着+耳の上からもテープでカバーし、取れないように調整します。
右耳はイヤフォンがしっかりフィットした感覚がありましたが、左耳の装着は少し甘い感じがしました。
こちらの検査も嫌がって暴れたりということはありませんでしたが、検査室の機材に興味がでて少し動いて触ったりもしていました。
検査時間は全部で15分程度でした。
大慌てで帰ることに…w
その後は、医師から検査結果を伺う予定だったのですが、長女の帰宅時間が迫っているためタイムアウト!
次回、受診時に結果を伺うということにして、お会計処理もそこそこに帰宅しました。
大学病院で再々検査!
前回の検査結果は…
医師からは、前回の検査では、中等度の音域の聞こえが悪い可能性が指摘されました。
ただ、検査時に動いていたり、イヤフォンの装着が的確でなかった場合は、正確な診断に至らないので、翌日別の検査をしてみましょう。ということになりました。
3.条件詮索反応聴力検査(COR)
耳には何も装着せずに、検査装置を見ます☆
翌日も、防音室で私の膝上で検査を行いました。
今回行う条件詮索反応聴力検査(COR)とは、
音に対する探索反応,定位反射を光刺激によって強化し,条件付けを行い,音場にて聴力を測定する検査法。一般に6カ月以上の乳幼児に適応。欧米では一般にVRA(visual reinforcement audiometry)と呼ばれる。
※下記から抜粋しました。↓
C-VII-2. 条件詮索反応聴力検査 | 日本聴覚医学会一般社団法人日本聴覚医学会 | Japan Audiological Society
具体的にどんな検査かというと、
まず、被験者の前にこういった検査機材が置かれています。
初めは、人形の入っている窓は真っ暗になっていて、人形が入っているかどうかよく見えません。
その後、左右のどちらかから音が出て、音が鳴った側の箱に電気が点き、ぬいぐるみが見えます。
これをまず繰り返し見せて、
音の鳴った方を見る→ぬいぐるみが見えるという条件を子供に覚えさせます。
覚えたところで、いざ本番。
音が出た方向の人形に顔を向けるか?という検査です。
ミッキーとドナルド☆
次女の検査に使われた人形は、偶然にも次女の大好きなミッキーとドナルドのぬいぐるみ。
終始楽しんで検査に参加していて、条件に関してもしっかり理解できていた様子。
繰り返し、鳴った方向に目を向けていました。
こちらの検査もトータル15分程度で終了となりました。
最終的な結果は?
その後、検査結果を受けて、医師からの診察がありました。
最終的な検査結果は…
結果としては、軽度難聴の可能性もあるけれども、言語習得に問題が発生するレベルの難聴はないとのこと。
今後、就学時前検診の聴力検査で難聴傾向があれば、教室の前の方で授業を受けさせてもらったりという配慮があります、とのことでした。
ひとまず、ホッとしました
言葉の遅れへの影響はないという診断で心底ホッとしたものの、
3年近く先の就学前検診まで何も検査がないのが不安だったので、
念のため1年後、再度聴力検査をお願いしました。
一年後、どうなっているかな?
1年後、次女の成長はまだわかりませんが、「聞こえたら手を挙げてね」がすんなり理解できるようになっているといいな。という淡い期待をしています^^